わたしをさらった王子様


第17話:、蜜月


ひみりは、寝つけず、先に寝てしまった聖を起こさぬように、部屋を後にした。
ロビーへ行き、しばらくうろうろしたあと海へ行く。
ひみりは、聖が自分を大切にしてくれている事に歓び、そして、感謝した。
聖が結婚式まで、処女でいたい、聖は、条件をのんだ。
聖が自分を大切にしてくれているからこそだったのだろう。
数時間前。聖は、ひみりを抱いた。
宝物のように扱われたのだろうか?
事が終わると聖は、ひみりを「守るから。」と言った。聖は、帰国したら、家をあけるから、寂しいな。と言った。聖の仕事が詰まっていた。
お手伝いさんと家でいい子にしてて!
ひみりは寂しそうな顔をした。
聖は、留守番頼みますよ。奥さん。ひみりは泣きそうになる。
「そんな顔しなさんな。」「だって。」
「仕事場に連れて行きたくないんだよ!誰にも見せたくないんだよ!誘惑されそうで不安だろうね。俺。」
「誘惑されそうって?誘惑されそうに見えるの?」「誰だって、ひみりの事が気になるよ!独身で通してきた俺の奥さんだしさ。ひみり見たいって、仕事場で騒ぎになるとからね。」
ひみりは泣きだす。
「泣かない!」
「一緒にいたいの」
「わかったです。連れて行きます。だから泣き止む。」

ひみりは眠くなり、部屋に戻った。


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