小さく短い恐怖 4/3更新


第13話:『傘』


とある雨の日、授業のため大学に行った私は、傘立てに最近買ったばかりの傘をさして教室へと行った。
授業が終わり、傘立てのおいてある入り口に向かったらまだ雨が降っていた。
なんか憂欝だなーっと思いつつ、傘立てに立てておいた傘を広げた。
ポトッと傘の中から何かが、雨に濡れているコンクリートの上に落ちた。

指だった。



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