Dreames(夢.少女を改題)


第14話:病院へ


自宅の電話が鳴りだした、慌て西村健は受話器を取ると一人娘の百合からだった。
「と父さん、主人の周一が事故で、危篤なの」
受話器の声は涙声で少し霞んだ声だ。
「どこの病院なんだ?」
「金沢病院なの、そこの集中治療室」
「直ぐ行く、待ってろ」
健は受話器を置くと美代子に
「百合の旦那の周一君が事故で危篤だそうだ、金沢病院に入院してるそうだ、直ぐ出かけよう。」
健は美代子と金沢病院に車を走らせた。
病院の集中治療の前に来るとドアを開け中を覗く、百合が周一の手を握りしめている。周一は酸素吸入で呼吸をようやくしている。



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