Dreames(夢.少女を改題)


第15話:最後の夢


周一は息をしてるが意識は無い。
「仕事で車を運転してると、対向車線から飛び越えてトラックが」
「医者は今夜が山って」 百合は泣きながら、健に抱きつく。
『周一君を助けるすべは無いのか?』
健は娘を抱き締め思う。
ふと見ると、周一の枕元にあの少女が立つっている。「周一を助けてくれ」
彼女に向け叫ぶ、百合が父、健の叫んだ先を見たが、何も見えない。
「父さん何もないし、いないわ、どうしたの?」
娘には見えて無いのだ、彼女が。
〈百合さんは見えて無いよ、あなたには見えてるけど、それにもうあなたの夢は叶えてたわ〉健の心に彼女声が聞こえる。
〈頼む、周一君を命を助けくれ〉
〈あなたは、過去善いことをしてたのです、だから、今過去が変わり、夢が叶ったのです、でも周一はまだ何もしてません〉 
〈彼を助けられないのか?〉
〈今日、わたしの役目は、周一の魂をあの世に連れて行くこと〉
彼女はそう言うとベッドで苦し息をする周一に手をさしだした。
〈どうしたら、彼を助けらる?〉
〈彼を救うとしたら、あなたは、元の公園で妻に去られ、首になった時点にかえらねばなりません、総てが夢にしなければならない、それでも、よろしいのですか?〉
〈もともと夢を見てたんだ、そうしてくれ!〉 
〈分かりました、夢を叶えてるわ〉


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