Dreames(夢.少女を改題)


第6話:第二の夢


美代子は後ろに白い光りを見て「えっ何?」
と叫ぶ、そこには恐怖心は起こらず、郷愁の思いが込み上げてくる。光はやがて、美代子の眼にも少女を映し出す。
 「幽霊?」
いや幽霊なら、まず怖さが先に来るわ、この女の子何?
 「幽霊では無いよ」
女の子は微笑みながら言う。美代子は唖然とする。
「俺もさっき公園で会ったんだ、人の心が読めるそうだ、夢を叶えてくれた。ありがとう。」
「もう一ついいかな?」
健は少女に訪ねる。 
「仕事の事ね、いいわ」 少女は健の仕事を辞めさせられず、続けたいと心で思った事を読んだみたいだ。 少女は輝き、光りとなり、健の家を去って行く。
「どうするつもり、なんだろう」
 健の心は不安と期待に包まれた。


第7話へ

第5話へ

目次に戻る
TOPに戻る
ISM Inc.