Dreames（夢.少女を改題）

第8話：黒き物

黒い塊に赤い眼と口が現れて、
「誰だ、幸せな家庭に忍び込みそれを壊す、俺の楽しみを邪魔するのわ。」
そう言うと周囲を見渡す。「私よ」
少女は黒き物に言う。
「お前か、許さん。」
と黒き物は黄色息を少女に強く吹きかける。少女は白い光りで防御すると、黄色息が松の木々に降り掛かる。すると松の葉が茶色くなり、松が枯れていく。
「さすがは、疫病神ね。」「こざかしい、小娘」　
「待て、今日はミカエル様から許可証があるのよ、争えば、あなたは裁判にかけられるわ。」　
「許可証、裁判？！それはまずい」
「そうよ、それより、私に付いて来て、もっと面白い所あるから」
　少女が疫病神を手招きする。
「今回は許可証に免じ付いていくわ、次回はただではすまんぞ」
　少女と疫病神は闇夜に姿を消して行った。

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