新、浦島太郎


第1話:亀を助けた


最近ニートってやつが、ちまたで流行っているらしい。俺も30過ぎたニートってやつだ、フリーターなら、まだ仕事してる。おれは町から離れた海辺へ竿を持ち魚釣りに出かけてる。海岸で魚を釣れたら、それを食べ、もし平目や鰈など高く売れそうなら、魚屋に売り、金に替えたり。何も釣れなかったら、コンビニのゴミ箱あさり、俺は浦島太郎。今日も竿から糸垂れてるが、何にも釣れない。今日はゴミ箱あさり、そう決めた俺は竿を仕舞い夕方の砂浜歩いて自宅へ帰るとこ。浜辺をてくてく歩いてた。見ると向こうの方で子供達が亀をいじめてる。



第2話へ

目次に戻る
TOPに戻る
ISM Inc.