oftarisama


第1話:H実録放送の巻


早津美早はうっとりしながら熱い夜を思い出すのだった。……男がわたしの背中に腕をまわして、ななめに抱き上げた。不安定な姿勢になって、男の太腿(ふともも)に脚を絡めた格好になったの。ずいぶん積極的で燃えていると思われたに違いないわ。だけど、胸から上の愛撫がすごく気持ちよくって、腰から下の方にまで気がまわらなかった。でも、自分のあそこを摺り寄せちゃったのは覚えている。だって、位置的に近かったのだから。男は喜んでいたわ。わたしのおっぱいをなぜながら膝頭(ひざっこ)で美早の秘所をごしごししてくれたもん。そしたら、よがり声が出て、からだが汗ばんできたの。ひだりのオッパイの愛撫が気に入ったわ。上手だったの。でも、乳首をなかなか触ってくれないので、じれたわ! そういうとき
>> は、「ねぇ、ここ、とか、はやくぅ」って言えばいいと知ってたけど、一応やめといた。もちろん、訊かれたわ。でも返事は曖昧にしかできなかった。だって、恥ずかしいし。もう少し上とか、もっと奥と言ってもよかったけれどね、あのひとは、わたしが気持ちよさそうにしているとか、もうすぐのぼりつめそうとか、観察してわかってるじゃないの
>> 。それが察知できないような男じゃだめじゃない? 女に対する男の義務、マナーっていうもんだわ。それに、だんだん感じて、もうこのひとにおまかせしたいって思ったの。あれこれ指示するより、よっぽどうまくやってくれそうな手つきだったし。実際、わたしはいまにもイッちゃいそうなくらいだったの。

美早は、もうすこしで最高に気持ちよくなるところだったけどそうならなかったの。さっき、レストランでウィスキーをけっこう呑んでしまって、まだその酔いがからだに残っているわ。わたしウィスキーの味覚をそこなわないように、生(き)のままよ。水割りとか、炭酸とか、わきにコップをおいて水と交互になんていう邪道はいやなの。
いろいろ呑んでみたわ。シングルだけど、4〜5種類のブランディ、リキューウルもよ。先ず「響」でしょ。それからヘネシーというような定番から、透明なドイツ・リキュールのキルシュ。これって桜んぼよ。45度もあるけどおいしいわ。次なるものはフランス・コアントロだったかな。 どれもおいしかったわ。

お口の中がふわっと熱くなって、やがてからだが空気の中で浮いてるような感じになったの。そして、このままカレに抱かれて寝たいきもちになったわ。

でも、ホテルでハーゲンダーツのアイスクリームをたべたら、なんだかどっと疲れがでてしまって、そのままベッドで横になってやすんでしまったの。

カレはシャワーを浴びて、バスローブに身を包んでテレビを見てたわ。私はちょっと寝込んだみたいだったわ。カレが私の髪をなでて、「ねぇ、お約束をしよう」っていったわ。でも、わたしそんな気分ではなかったの。お約束っていうのは、あらかじめメールでここまでのHの遊びはいいけど、こういうことをしてわ「イヤ」っていうのをふたりの間でとりきめておいたのね。

「指いれ」までは許すけど、「中いれ、なかだし」はダメとかね。カレはその約束を忠実に守ると誓っていたわ。わたし、それを信じていたから無防備でからだをおまかせにすることにしていたのよ。

なんども、なんどもカレから「ねぇ、お約束するよね」てせがまれたわ。もうその頃午前3時をすぎていたと思うわ。

シャワーを浴びて、湯上りタオルに胸を包んでベッドに入ろうとしたら、カレが「こっち」とつぶやいたわ。わたしちょっと恥かしかったわ。だって、はじめての男のベッドに裸のままよこたわるのですもの。もちろん、それなりに女の覚悟はできていたわよ。

はずかしいところを、明るい灯のもとで、男にさらけだし、おそらくみだらな姿や艶声を発したりするに決まっているの。でも、女は男にそうされたい気持ちもあるのだわ。

カレ私のからだを包んでいるタオルに手をかけたわ。わたしきゅっと胸をおさえたようだったけど、指先に力がはいらなかったわ。
すんなりとからだぜんぶが露にされたわ。男は「うわっ」という感嘆の声をあげて、きれいな胸だね、可愛らしいよって、耳元にあつ〜い息をかけながらそっとくちづけをしたわ。

わたし抱きかかえられるままに、カレの大腿に股間をあづけることになってしまったわ。でも、カレはブリーフをつけていたままだったわ。そうでなかったら、たぶん「お約束」は反故になってしまったかもしれないぐらい、私、大切な部分を擦り付けていたもの。

わたしの乳房のおわんのあたりを、まるで指がピアノの鍵盤をそっとふれるあの手つきでいったりきたりと触れてくれたわ。それも、なんどもなんども、いったりきたりよ。私、ニップルをもんでほしくなったわ。でもじらされたわ。とうとう硬くなっている乳首にふれないで、ずずっとわたしのお股へと下がっていって、カレったら、「いい?」っていったわ。わたし信じていたわ。この「いい?」っていうのは「見て、さわって、なめていい?」って言っていると思っていたわ。
>
> かれは、私の花びらを左右に開いたわ。そして、舌の硬い先っぽを膣にあてたわ。こんな感じってはじめての感触だったわ。カレじょうずだったわ。私、あそこの筋肉に力を入れたみたいだったの。お酒をのんで、シャワー浴びて、秘処に私好みの香水をシュ、シュ、シュしておいたわ。「これが、あの香水だね、ああぁ〜て」カレ叫んだわ。

カレ、私のお股のひろげられた空間に正座したみたいだわ。そしたら、ペニスがわりにGスポットを攻めてきたわ。そこを押したかとおもうと、はずすのね。気持ちいいわ。ほんとうに。そしたら、もっと奥、私の大切な性感のところへと指を挿入してきたわ。でも、この先はもうろうとして、なんだか変な気分になって、カレにだきついて、もっと太くて、硬くて、長いアレを入れて欲しいきもちだったみたいだったの。




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