初夜の涙
第1話:恥かしい。怖いわ
優子は貞夫と昼間買い
物に行ったり、お散歩
するときは子犬のよう
にはしゃぎ、オキャン
で可愛らしく、貞夫が
本能のなすがままに
優子にじゃれついて
も適当にさばいてし
まうのがうまかった。
だけど、ふたりの
秘め事の時間とも
なると優子の果実
はまだ少し青かった。
うすでのナイト
ガウンに花柄のパ
ンティ、うすいピ
ンクのブラ、黒い
草むらが透けてみ
えるいでたちを貞
夫にみられるのが
優子は恥かしくて
やりきれなかった。
貞夫がベットで
優子が寄り添って
くるのを心待ちに
していると、優子
は容赦なく寝室の
ほの暗い電灯をパ
チッと消すのだっ
た。
あーあ今夜も、
ま暗っけのなか
で優子との秘め
事を付き合わさ
れるのかと思う
と貞夫は深いた
め息をつくのだ
った。
夫婦であるのに
どうして優子は
夫である貞夫に
よそよそしい振
る舞いをするの
だろうか。優子
は可愛い。愛し
ているからこそ
優子のからだを、
すみからすみま
で明るい灯のも
とで赤裸々に見
せてほしいのに。
それに優子にも、
男のたくましく
屹立しているペ
ニスの亀頭
の皮が剥けてい
くメカニズムや
カマのうらがわ
の性感帯と精嚢
の山脈のありか
を観察しておい
て欲しかった。
お互いの体を
見せ合うこと
で愛がより深ま
るのにまだ優子
は男の人の前で
恥かしいところ
をあらわにする
勇気と覚悟がど
うしてもつかな
いのであった。
優子はてさぐ
りをしながら
床入りして、
そっと貞夫に
寄り添いやさ
しく抱かれた
まま息をこら
して貞夫が今
夜はどこから
私をせめてく
るのだろうかと
身がまえて
いるのだった。
貞夫はベッド
の枕の脇のス
タンドの紐を
曳き、ふたり
の存在がよう
やく意識でき
る程度の豆電
球を灯した。
優子の芳醇な
乳房のふくら
みがほのかに
妖しいかたち
で貞夫の愛撫
を待っている
かのようであ
った。
貞夫は、優子の
下唇をふざけて
ちょっと指でつ
まんで、「可愛
い花のような唇
だね」と睦言を
つぶやいた。
「優子は僕との
夜の生活は楽し
いの?うれしい
の?今夜も気持
ちよくしてあげ
るよ。
だけど、触れて
ほしいところ、
揉んでほしいと
ころ、クリクリ
してほしいところ、
舐めてほしいとこ
ろは、僕にせがんで
ね。男はね女を喜ば
せることがどんなに
か嬉しいんだ
よ。」とやさし
くしく優子の背
中をさすりなが
ら諭すのであった。
貞夫は優子のみ
みたぶにからま
っている髪をわ
きにどけて、や
や熱くなってい
る耳たぶを軽く
噛んだ。「う
っ」と声をあげ
て優子は耳を手
でおさえた。
「くすぐったいゎ」
そういいながらも、
髪の生えぎわ、うな
じへの貞夫の愛撫が
欲しいのだった。
貞夫はインド式
のカーマスートラ
がそうであるよう
に、執拗に女の首
筋を集中的に愛撫
するのだった。イ
ンドでは胸や股間
へ手をふれるのは、
女ががまんがな
らなくなって発
情する段階では
じめて恥丘のあ
たりをごく軽く
癒して、じらせ
るやり方を心得
ていた。
「優子、僕に
もっとぴったり
と抱きついてご
らん。
ねぇ、優子、わか
るでしょ。優子の
おへその下あたり
に、こりこり当た
っている膨らみが
あるの感じている
でしょ。もう優子
のからだの深いと
ころへ入りたいっ
てスタンバイして
いるよ。」といい
ながら、優子のそ
の部分に貞夫のペ
ニスを押し付ける
のだった。
ふたりはまだ、布
をはおったままだ
った。
「さあ、優子い
いね?」貞夫は
ナイトガウンのボタン
をゆっくりはずしはじ
めた。
優子の白い肌がだ
んだんとはだけて
いく。優子はベッ
トに入ってもブラ
ジャーをつけたま
まだった。「優子
ねぇ、ベッドイン
するときはブラを
はずしてくるもの
だよ。男の人に私
はこれから貴方に
私のからだをまか
せますから、せい
ぜい私を快楽の世
界へいざなって欲
しいゎ」っていう
サインなんだよ。
そういう心遣いが
男を歓ばせるんだ
よ。そうすること
が結局、優子は淫
乱の世界へ連れて
ってもらえるのだよ。」
とうとう優子の
ガウンがはだけて、
ふたつの乳房がぼ
ろっとこぼれ落ち
そうになった。
優子は口癖の「あ
らーっ」と言って、
慌てて両腕を胸に
押し当ててしま
うのだった。
貞夫は優子の腕を
やさしく取りはず
しながら「優子、
だいじょうぶだよ。
安心して僕に優子の
からだを預けるよう
にしてごらん。
そうすれば、優子
はだんだんと体が
熱くなってくるん
だよ。そうなった
ら気持ちがよくな
って、着ているガ
ウンだって自然と
脱ぎ捨てたくなるよ。」
といいきかせて、
貞夫は両手で二つの
乳房を掴んで揉んで
みた。
優子は「ふっん」
と小さな声をあげ
て貞夫の愛撫を受け
入れたのであっ
た。
ころあいを見計ら
うように、優子の
パンティラインか
らすこしさがった
あたりにあるパン
ティの縁をぎゅっと
ひっぱって下へと引
き摺り下ろす構えを
すると、優子は「貞
夫さん、あーら困るゎ。
それって。ねえ、
え、ランプを消して」
と懇願するのだった。
貞夫は優子の恥かし
げな女の仕草がいか
にも愛らしかった。
貞夫は優子の唇を
舌でなめながら恥部に
手をあてがってみた。
割れ目の部分のもっこ
りがすこしふくらんだ
ように感じられた。
でも、愛液で濡れてい
るとはとて
もいえる状況では
なかった。貞夫は
両手の指でごくそ
っと花びらを剥く
ようなそぶりをした。
すかさず優子は
「あらー、貞夫さん。
それだめだゎ。そん
なことなさらないでぇ、
困るゎ」と口走った。
優子のからだ
はまだほぐれて
なかった。
「優子、息を
深く深く吸って、
それから、はーと
いってからだの力
を堕落するように
吐いてごらん。」
貞夫はなんとかし
て優子のからだを
ほぐしてあげないと、
男を受け入れても
悦びを味わえなく
て可哀想との思い
にかられるのだった。
むりやりに男を優子
の割れ目に入れ込も
うと思えば事は簡単
だった。でも、それ
は優子にいらぬ恐怖
心とかなりの痛みの
トラウマを脳に刻印
させかねないと思った。
貞夫は根気よく優子の
花びらが愛液でぬれて
くるまで愛撫を施して
いくより仕方がないと
観念するのだった。
「優子、いやら
しいこと聞くけど、
いい?でもすごく
大切なことなんだ
けどね。ここの奥
の方へ指を入れて
みたことあるの?」
「そうね、生理のと
きなんかに。」
「何本の指で?」
「あーら、ひと
つですよ。
人差し指がやっとよ。」「そのときは痛くないの?」
優子は決まり悪そ
うに首をよこに
振った。「わかっ
た、優子それじゃ
僕がすこーしづつ
人差し指を入れて
いくよ。痛いとか、
何か不愉快だった
ら我慢しないで
言うのだよ。もう
パンティ取るよ」
というが早いか、
貞夫は優子のお尻
をかるがると持ち
上げて取り払って
床になげすてた。
優子は「いやーん」
と小声を出したけど、
あとの祭りだった。
貞夫が膣の奥へと
指を挿入していくと、
優子がからだをピク
ッとさせ、何か困っ
たような、苦しげな
声を発し、痙攣する
のだった。
優子が腰を引いて
その刺激から逃げ
るようにすると、
貞夫の指先がおい
かけてくる。その
たびに腰のくびれ
たあたりが軽く躍
動しだした。貞夫
は指先をしつこく
膣の天井部分をつ
めをたてないよう
にして引っ掻いた。
優子がはっきりした
声で「あーん、そ、
そ、そこー、いやー
ん」とわめき、から
だがわなわなと震
えだしたのだった。
貞夫はこのタイミン
グをのがさなかった。
この際、優子が
どこまで乱れる
かを見たかった。
枕元のスタンドの
スライダックスを
少しまわすと、
優子のもっこりし
た部分の割れ目が
開かれ、たしかに
貞夫の指の根元ま
で優子の中へもぐ
りこんでいるのが
確認できた。
しかも、その指先
があきらかにぬる
ぬるに濡れている
のがわかった。
貞夫は優子の片方
の足首をもっ
て少しお股を開かせた。
膣のうえの方、
恥丘の部分にそれ
となく手先を移し、
気がつかないほ
どのちいちゃな
陰核の突起に触れた。
優子は「ぎゃ」と
言って開かれたお
股を閉じようとし
たが、貞夫がそれ
を羽交い絞めのよ
うに阻止した。
「貞夫さーん。
もう大抵にやめて、
私、辛いゎあ」と
呟いた。
「優子、気持ち
がいいんじゃな
いの?もうわけが
わからなくなりだ
したんじゃないの?
それでいいのだよ。
ここには、僕と優
子しかいないじゃ
ないか。僕たちカ
ップルなんだよ。
ここでは、何をし
ても、何を叫んで
もかまわないのだよ。
優子、もう生まれ
たままの姿だね。
タオルケットーを
はずして、優子の
ほんとうの裸の姿
にならろうね。女
体美を僕のまえに
誇らしげに晒して
ご覧。」
「ほら、こわく
なんてないよ。
優子の手を僕の硬く
て、太くて、長い
ペニスを握ってご覧。」
優子は黒光りして
いる貞夫のペニスを
凝視したままだった。
「さあ、優子。この
きちきちに腫れてい
る男を優子は
ヴァギナに受け入れ
て、きつく、しっか
りつつみこみ、締め
付けるのだよ。いい
かい?わかったね。」
「ダメよダメ。
あーこわーい。
すごーい。無理だゎ。
そんなの。貞夫さん
許してぇ。無理なこ
とは無理なのよ。」と
体を震わせてわめくば
かりであった。
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